V6、さようなら!ジャニーズで初めて”穏やかで前向きな解散”を実現した優等生グループの軌跡

明日、11月1日に26年の歴史に終止符を打つV6。解散当日はオンライン配信でコンサートツアーの最後を締めくくる予定になっていますが、そんなV6のデビューからの歴史をまとめた記事をご紹介します。

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[以下引用]
V6は1995年のデビュー以降、グループとしての活動は非常に順調に進んだ。特に大きかったのは、先日最後の特番が放送されたばかりのバラエティ番組『学校へ行こう!』(TBS/1997~2008年)のヒットだ。

学校を切り口としたこの番組で、V6が果たした役割は「中高生のお兄さん」だ。番組の企画では、校舎の屋上で生徒が叫ぶ「未成年の主張」を中心に、中高生たちに喝采をもって受け入れられた。また、番組開始当初はコギャル全盛期でもあり、彼女たちにクイズで競わせる「コギャル最終戦争」も人気企画のひとつだった。

『学校へ行こう!』は、SMAPにおける『SMAP×SMAP』(フジテレビ)やTOKIOにおける『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ)のように、若者を中心として一般への認知度を向上させる大きな役割も担った。『スマスマ』がコントや料理、『DASH』が農業や土木を軸としたのに対し、『学校へ行こう!』は、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)のようなドキュメントバラエティの性格が強かった。

また、V6の人気を拡大するうえで決して外せないのは、1997年からのJ-FRIENDSとしての活動だ。V6の前年にデビューしたTOKIOと、同年にデビューしたKinKi Kidsとともに結成したユニットだ。阪神・淡路大震災へのチャリティー活動を目的に、1997年末から2003年まで彼らは精力的に活動を続けた。

見方を変えれば、J-FRIENDSは非常にわかりやすいバーター戦略だったと言える。3グループ合同の企画ユニットなので活動量は多いと言えないが、デビューから間もない3組を認知させる効果的な手段となった。またチャリティー企画ということもあり、業界的にも非常に好感度が高かった。実際、J-FRIENDSの寄付金総額は8億4000万円にものぼる。

そうした活動は、1994年頃にSMAPがブレイクし、嵐が1999年にデビューするまでの間のことだ。その後、2010年代まで四半世紀も続いたジャニーズ黄金期において、V6を含む3組がSMAPとともにその基礎を造ったと言っても過言ではない。

ジャニーズ事務所は80年代から現在まで10年に5~6組のペースで新グループをデビューさせている。90年代は、1991年デビューのSMAPから始まり、1999年デビューの嵐まで5組がデビューしている。V6のデビューはそのちょうど中間期にあたる。

この90年代デビュー組は、5組すべてが20年以上も活動を継続した。TOKIOはメンバー脱退がありながらも27年目に突入し、活動を休止している嵐も21年1ヶ月続いた。V6は、デビューからひとりの脱退もなく続いてきたグループとしては、(活動停止期間の長い少年隊を除けば)ジャニーズ事務所では最長の26年となった。

いまでこそアイドルの長寿化は珍しくないが、それはこのジャニーズ90年代デビュー組を中心に始まった現象だ。実際に80年代デビュー組の活動期間は、シブがき隊が6.4年、The Good-Byeは6.6年、光GENJIは8.0年、男闘呼組は4.8年、忍者は7.2年と、少年隊を除けば極めて短い。これは、アイドルがファンとともに年をとる文化が80年代はなかったことを意味する。

ジャニーズ事務所は、90年代以降にその前例を覆して長寿アイドルを成立させた。SMAPの大ブレイクをてこに、TOKIO・V6・KinKi Kids・嵐と、人気を拡大させていった。「ジャニーズ黄金期」はその成果だ。

だが同時に、今回のV6の解散は長寿アイドルにも限界があることを示唆している。

90年代デビューの5組では、今後も活動を続けるのはTOKIOとKinKi Kidsのみとなった。TOKIOは2人のメンバー脱退や子会社化もあり、音楽以外の活動を中心としている。完全体でのグループは、KinKi Kidsのみということになる。V6も、現在行われているコンサートツアーを除けば、2017年が最後のツアーだった。

SMAP・V6・嵐のメンバー16人の解散および活動休止時における平均年齢は、42.3歳となる。V6では、メンバー最年長の坂本昌行はこの夏に50歳を迎えている。

一般社会でも、管理職や中間管理職になる年齢だ。中年になって、アイドルグループではなく個人の活動を優先したいと思うのも、けっして不自然ではないだろう。「長寿アイドル」とは言え、40代は彼らにとって大きな転機となっているのは否定できない現実だ。

思えば、V6は他の90年代デビュー組と比べると、グループとしてはあまり強い印象を残さなかったかもしれない。SMAPや嵐ほどの爆発的な人気はなく、TOKIOやKinKi Kidsのような強烈な個性もない。

ただ、ツアーが2017年まで大きなホールで行われていたように、決して不人気だったわけでもなく堅実に活動をしてきた。ジャニーズ事務所にとってのV6は、90年代デビュー組のなかでは目立たなかったかもしれないが、その安定感こそが最大の貢献だったかもしれない。メンバー離脱や大きなトラブルはなく、26年を堅実に駆け抜けたからだ。彼らはまぎれもなく「ジャニーズの優等生」だった。

そうしたことを踏まえると、今回のV6解散は前向きでさっぱりとした印象を漂わせている。この穏やかな幕の引き方こそが、なんともV6らしい。ファンは解散を悲しみながらも、メンバー個々の将来を考えて優しく見送るはずだ──。
[Yahooニュース]

かなり長い記事ですが、V6ファンやジャニーズファンとは違う第三者的な視点から見た”論評”が面白かったので、ご紹介させて頂きました。

V6がデビューした1995年は、阪神・淡路大震災とオウム真理教事件が起きた激動の年。

80年代後半に大ブレークした光GENJIが解散し、まさかのダークホース・SMAPが大ブレイクした直後という、ジャニーズにとっては黄金期が訪れるまさにそのタイミングでした。

V6もその波に乗り、バレーボールW杯や春高バレーなどのイメージキャラクターとの相乗効果で認知度を高め、デビュー2周年直前となる1997年10月に伝説の?「学校へ行こう!」がスタート。

この番組はV6にとって非常に大きな存在だったと思います。

もし、番組が「鉄腕DASH」と同じくらいのご長寿番組になっていたら、今頃はTOKIOと肩を並べるくらいの存在になっていたのでは?

とも思うのですが、10月26日に放送された特番「学校へ行こう!2021」の平均世帯視聴率が10.2%で、裏番組の「オモウマい店」の12.8%に負けてしまったのは衝撃的でした。

ネットでは「V6が素人に負けた」「V6はオワコンだ」などと嫌味を言われてましたけど、スマスマやダッシュとは違い”お笑い要素”が強い番組だったこともあって、時代の流れに合わなくなったのは仕方なかったのかもしれませんね。

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さて、V6は解散しますが、坂本昌行くん、長野博くん、井ノ原快彦くんによるトニセンは活動を続けます。

恐らく、今後もコンサートや歌番組でV6の楽曲を披露してくれる機会はあると思いますし、そこは朗報かと。

また、岡田准一くんと三宅健くんもソロとしてさらに活躍してくれるでしょうし、退所して宮沢りえさんの事務所に移籍する森田剛くんも、来年1月公開の有村架純さん主演映画「前科者」で重要な役柄で出演することが決まっています。
 森田剛が妻の個人事務所に移籍し、舞台役者として再出発へ

業界ではその演技力が非常に高く評価されているといいますし、”第二の本木雅弘”になるのも夢ではないのでは?

って、そういえばモッくんもりえさんのダンナ様でしたね。。

これは、何かの暗示?

いずれにせよ、6人がこれからもそれぞれの分野で大活躍することを心から願っています。

26年間、ありがとうございました!

※V6デビュー当時の貴重動画
 当たり前だけど・・若い!!→ geinou ranking
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※SMAPにもちゃんとしたお別れをさせてあげたい…
写真集 ★ SMAP 1993 「少年紀」 - SHUEISHA MOOK
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コメント

  1. 紅白効果 より:

    ’90年代後半に爆発的な人気があったのはKinKiなのに…SMAPとKinKiの両輪で事務所を帝国と呼ばれるほど大きくしたのに、全盛期に紅白に出してもらえなかったせいでKinKiは過小評価されがちです。

    その一方で全然売れなかったのに、紅白に長年出続けて売れてます詐欺をやったおかげで、TOKIOはよく過大評価されます。
    V6も全盛期に紅白に出してもらえなかったせいで、TOKIOよりも売れてなかった扱いされがちです。

    ジュリーさんが、V6のラストを華やかにしてあげたのは、全盛期に紅白に出してあげなかったことや、昨年のカウコンからハブったことに対する罪滅ぼしの意味もあるのかもしれません。

  2. V6解散のやり方 より:

    SMAPみたいにあの騒動もろくに起こさなかったし、TOKIOみたいに売れています詐欺もやらなかったし、解散のやり方は穏やかだった。
    森田剛いじめの報道が一部あったけど、ファンと世間はでっち上げだと取り合わなかったしね。
    森田退所は自分の意志で、役者一筋でやりたいと言っていたし、決して不仲ではなかったでしょうが♪

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