加藤シゲアキの直木賞ノミネートに「権威が下がる」「芸能人枠」と厳しい声

NEWSの加藤シゲアキくんの小説「オルタネート」が初めて直木賞候補にノミネートされました。

※こちらです

[以下引用]
日本文学振興会は18日、第164回「芥川賞・直木賞」の候補11作品を発表。芥川賞には、ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観(36)が『母影』で初の候補入り。直木賞では、人気グループ・NEWSの加藤シゲアキ(33)が『オルタネート』で同じく初めて候補に入った。選考会は来年1月20日午後3時から、東京・築地「新喜楽」で行われる。

芥川賞は尾崎のほか、宇佐美りん氏(21)『推し、燃ゆ』、木崎みつ子氏(29)『コンジュジ』、砂川文次氏(30)『小隊』、乗代雄介氏(34)『旅する練習』の5作品。砂川氏、乗代氏は2回目の候補入りで、ほかの3人は初のノミネートとなる。

直木賞は加藤のほか、芦沢央氏(36)『汚れた手をそこで拭かない』、伊与原新氏(48)『八月の銀の雪』、西條奈加(56)『心淋し川』、坂上泉氏(30)『インビジブル』、長浦京氏(53)『アンダードッグス』の6作品で、全員初の候補入り。
[オリコンニュース]

これはすごいです。

加藤くんは2011年11月、山下智久くんと錦戸亮くんNEWSから脱退してグループの存続も危ぶまれていたところで小説家デビューを発表しました。

そして翌2012年1月に処女作「ピンクとグレー」で小説家デビュー。以降、「閃光スクランブル」「Burn. ―バーン―」「傘をもたない蟻たちは」「チュベローズで待ってる」そして今年の「オルタネート」と、コンスタントに作品を発表してきています。

まず書き続けていることが立派ですよね。デビューしておしまい、っていう人も現実にいますし。

そして8年目での直木賞ノミネート。素晴らしいです。
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しかし、当然ネットでは非難する声もあり、

「賞の権威が下がる」
「直木賞が工藤静香が毎年入選した二科展みたいになりそう」
「芸能人枠を別に作ればいいのに」

といったものや、

「これは加藤で決まりだな」
「ずっと角川から出してたのに今回だけ新潮なの怪しいと思ってたんだよね」
「力入れすぎ。ノミネートどころか受賞ありきじゃない?」

と、袖の下的なことを疑うようなものも。

まあ、又吉直樹さんが「花火」で芥川賞を受賞したあたりから、なんとなく「あれ?」みたいな風にはなっています。2017年にはセカオワのSaoriさんが直木賞にノミネートされていますし。

若い年代の活字離れが言われていますから、複数の候補の中に若い人も受け入れそうな作品も選んでいるというのはあるのかもしれません。

ただ、ジャニーズの袖の下的なものはどうでしょう。

加藤くんの作品は、「ピンクとグレー」は映画化、短編集である「傘をもたない蟻たちは」は連ドラ化されており、「傘をもたない蟻たちは」の一話「染色」は舞台化予定がコロナで頓挫しています。

映画化などはもちろんジャニーズパワーが関係するんだとは思います。

が、直木賞にまでジャニーズパワーが影響するかというと疑問があります。

加藤くんのノミネートについてコメントしているのは実際にその本を読んだ人ばかりではないので、辛口批判も根拠がなくてピンときません。

今回の加藤くんの作品に限らず、著名人が書いた作品が純粋に評価されノミネートされ、それがたとえどんないい作品だったとしても、芸人やアイドルが受賞を増やせば権威が下がるのは残念ですが仕方ないことです。

結局、ジャニーズタレントが俳優をやっても「ジャニーズだからね」と言われるのと同じことなんだろうなと思いますし、日本アカデミー賞もレコード大賞もウラが知られてしまっていますから、ああ今度は文学系か、と思う人が多いんでしょう。

数年後には、ジャニーズと坂道系から2名、LDHからは初めてのノミネートがありました、みたいになっていても不思議はないよなとも思いますし。

最後に、加藤くんのコメントです。

[以下引用]
「賞をとりたい気持ちはあったのか」と聞かれると「普通の作家だと新人賞を獲得してから作家デビュー。でも、自分はジャニーズ事務所のタレントという立場で本を出させていただけているということがあったので、引け目というか小説界にお邪魔している感覚がありました。作家と名乗っていいのかという迷いがずっとありました」と心境を吐露。そのような気持ちを持ち続けていた中での直木賞候補者となり「認めていただけたのかなと思います」と自信の芽生えも口にした。

“引け目”もあると認めた加藤。それでも小説を書き続けてきた源に「ファンの支え」と「書店員の支え」をあげた。「とくに書店員さんから『1作目は応援できるけど、書き続けないと応援を続けられない』と言われたことが印象的でした。本気で小説を書く覚悟を伝えるには、書き続けることが恩返しかなと。そうして、書くことがライフワークになり、当たり前の生活になっていきました」と文章を書くことが日々のルーティンになっていった。
[オリコンニュース]

きっと加藤くんはジャニーズだからと作品自体を本当に評価されない可能性もあることはわかっていて小説家として活動しているんじゃないでしょうか。

直木賞を受賞してもしなくても、今後も作品を生み出していってほしいです。

ピンクとグレー - 中島裕翔, 菅田将暉, 夏帆, 岸井ゆきの, 宮崎美子, 柳楽優弥, 行定勲, 蓬莱竜太, 行定勲
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