STARTO ENTERTAINMENTが公式カレンダーの発売を再開しました。
昨年は故ジャニー喜多川氏の性加害問題で公式カレンダーの発売がなかったため、公式カレンダーの発売はなしだったところで、本日発売する雑誌アカウントが一斉に告知、2年ぶりの復活となり、SNSは歓喜の声があがりました。
がしかし、SixTONES、Snow Man、キンプリがいない!!なんで?と話題になっています。
復活した公式カレンダーまとめ
2024年10月16日、雑誌アカウントが告知したものをまとめたのがこちらです。
なにわ男子:「明星」(集英社)
Travis Japan:「anan」(マガジンハウス)
Aぇ! group:「WiNK UP」(ワニブックス)
ジュニア:「POTATO」(ワン・パブリッシング)
関西ジュニア:「Duet」(集英社)
気づくのが、スノスト、キンプリの不在、でしょうか。
そして、出版社の傾向の変化。
スノスト、キンプリ不在の理由は?
[過去]ドル誌・カレンダー卒業のタイミングは2つ
昔は、デビュー後10年経ったら、またはメンバーが概ね30歳になったらドル誌・カレンダーはおしまい、というのがファンの中の通説でした。
しかし2012年頃には、翌年8周年を迎える当時の関ジャニ∞とNEWSが、また6周年を迎えるKAT-TUNがカレンダーを販売しないとして話題になっています。
実は2011年にすでにデビュー9周年だったタッキー&翼がカレンダーを販売しておらず、人気がないから?なんて言われながらも納得されていました。
しかし当時の関ジャニ∞やNEWS、KAT-TUNはまだまだ人気があったため、どういうこと?と話題になっていました。
今年ドル誌を卒業したのは…
今年4月の時点では、WEST.、King & Prince、SixTONES、Snow Manがドル誌卒業とされていました。
WEST.は2014年デビューですし最年少の小瀧望くんが28歳なので、過去の「10年」「30歳」と合います。
Snow Manも、20代は目黒蓮くんとラウールくんの2人で、目黒蓮くんは27歳だから、まあわかります。
SixTONESも29歳から27歳で、早いようなちょうどといえばちょうどのような。。
しかしキンプリはふたりとも25歳で、明らかに卒業には早いような。
と思っていたら、みんなふつうに出てたんですよね。。
こちらキンプリ
Myojo 2024年12月号 – 明星編集
Snow Man
Myojo (ミョージョー) 2024年11月号 [雑誌] – 集英社
SixTONES
POTATO(ポテト) 2024年11月号(表紙:SixTONES) – POTATO編集部
つまり現時点ではドル誌卒業はしてないということ。
10年、30歳の基準、ドル誌卒業=カレンダー卒業が崩れたワケ
昔は10年、30歳という2つの基準があるとみなされるくらい、わかりやすかったカレンダーとドル誌卒業。
それが崩れたのは、おそらくデビューしたグループが増えたからだと言われています。
アイドル誌の数が限られているのもそうですが、カレンダーの出版には大きな役割があったのがその理由です。
また、今回ドル誌卒業してないのにカレンダーがないのも、結局デビューグループが多いから、じゃないでしょうかね。
Snow ManとSixTONESは独立し会社を作ってるメンバーがいるからではという話もありますが、じゃあキンプリは?
独立し会社を作っていたとしても、他の仕事は問題ないのにカレンダーはダメって??
旧ジャニーズが自社でカレンダーを出して来なかった理由
そもそもカレンダーはなぜジャニーズが直接販売しないのでしょうか。
2023年、ジャニー喜多川氏の性加害問題で公式カレンダーの販売がなくなったとき、各グループはCDに付けるなど工夫してカレンダーを出していました。
そうやってカレンダーを出せばそのままジャニーズの収益になるのに、なぜ出版社にまかせていたか?
それはカレンダー販売がメディアコントロールの一環(カレンダー利権)だったからです。
ふつうのカレンダーは10万部とかなかなか売れませんが、アイドルのカレンダーは違います。
しかも予約販売なので、大きな売れ残りの心配がありません。
そのため、出版社にとっては安定した売上が見込める収入源だったのです。
ジャニーズは出版社にカレンダーの販売権を与えることで、メディアをコントロールしてきました。
例えば他社がスキャンダルを報じたときに後追いしないとか、ジャニーズが報じてほしいことを報じるとか。
貢献度が高い順に、人気のグループを割り当てていたといいます。
でもどこにでも販売権を与えていたら意味がなくなるし、グループが増えファンも細分化され安定した売上が見込めなくなったため、10年、30歳の基準を撤廃したのではと言われています。
カレンダー出版の常連だった小学館(女性セブン)や光文社(女性自身)が御用達と言われたのはそのためです。
最終的にフライデーの講談社、週刊新潮の新潮社にもカレンダーの販売権を与え、メディアへの影響力を大きくしていったジャニーズは、所属タレントのスキャンダルなんて怖くなかったでしょうね。
※2022年度のなにわ男子は新潮社
なにわ男子カレンダー 2022.4→2023.3 Johnnys' Official ([カレンダー]) – なにわ男子
出版社の傾向の変化が示すもの
今回発表されたカレンダーの出版社をもう一度見ると次の通り。
なにわ男子:「明星」(集英社)
Travis Japan:「anan」(マガジンハウス)
Aぇ! group:「WiNK UP」(ワニブックス)
ジュニア:「POTATO」(ワン・パブリッシング)
関西ジュニア:「Duet」(集英社)
週刊誌を持つ出版社はゼロです。
これはスタエンはメディアコントロールしないよという意思表明なんでしょう。
ジャニーズはテレビ局も、「他事務所のグループを出すなら(とか、あのスキャンダルを後追いするなら)お好きにどうぞ。その代わりうちのタレントは出しません」という形でいろいろコントロールしていたといいます。
そういう姿勢が、ジャニー喜多川氏が性加害問題を報じた週刊文春との裁判で負けたときの後追い報道をなくしていたのは明らかです。
今回のカレンダー販売の発表で、ジャニーズとスタエンは違うと、目に見える形で示したことになるんでしょうね。
※2023年度、Snow Manは講談社でした。
Snow Man 2023.4-2024.3 オフィシャル カレンダー – 講談社
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