「タモリが辞退したならSMAPで我慢するかないか…」NHKの大失態でしらけムードが漂い始めた紅白歌合戦の司会者選び

先日、NHK紅白歌合戦で総合司会のオファーを受けていたタモリさんが、直前になって辞退していたとの報道がありました。今年の目玉として熱い要望を受けていたものの、スケジュールの調整がつかないなどの複数の理由が重なり「丁重に断っていた」とのことでしたが、本当の事情は違っていたようです。

※NHKとの関係は良好だったはずなんですが…

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19日付の日刊スポーツでは、「大舞台の司会を任せられる安定感と話題性がピカイチで、３２年ぶり２度目の総合司会を期待していたが、先方の事情で断念せざるを得なくなった。司会の選考は白紙に戻さなければならない」とのNHK関係者のコメントを掲載。

例年なら10月中旬までに司会は発表されていますが、大本命の辞退で正式発表も遅れることになりそうだとのこと。

このまさかのドンデン返しに、NHK局内は大混乱に陥っているそうで…

[以下引用]
「まさかこの段階で降りるなんて夢にも思わかった。広報用の資料にはタモリさんの名前がしっかりと書かれているんです。スケジュール調整がつかなかったといわれているが、早い段階でオファーは出していたし、何かでトラブった可能性が高いですね」（ＮＨＫ関係者）

「紅白は司会を引き受けると、年末はリハーサルを含めて２９日、３０日、３１日と３日間も朝から晩までＮＨＫに拘束されてしまう。そのいずれかの日にフジテレビの特番の司会が決まったという情報がある。となると、たとえ大晦日の夜は体が空いていても、リハーサル全てに参加できなければ司会は任せられないというＮＨＫの“内規”にのっとった判断ではないか。紅白はＮＨＫにとって一年を締めくくる最大行事。超大物のタモリとはいえ、リハーサル不在は許されなかったということでしょう」（別のテレビ関係者）
[日刊ゲンダイ]

「笑っていいとも！」終了後、タモリさんは奥さんとのゆったりした生活を満喫しているといいます。

仕事も「ミュージックステーション」「タモリ倶楽部」「ブラタモリ」など、自分の趣味に沿う番組を選んで、あまり忙しくなり過ぎないように調整している感じもします。

年末もノンビリ過ごしたかったのかもしれませんね。

それに審査員としてならまだしも、“国民的番組”の司会を務めることで翌年から仕事のオファーが急増したり、再び余計なしがらみにとらわれるのも本意ではないのでは？

広報用の資料に名前が書かれていたというなら、ほぼ内定していたことは間違いないと思いますが、タモリさんも本心ではやりたくなかったんだろうなあ…

※もう、70歳ですし。

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ところで、日刊ゲンダイの記事では「リハーサル不在は許されなかった」と、なぜかNHKによる上から目線の言い方になってますが、実際には全く逆で、NHKがタモリさんサイドを怒らせたことが降板の直接の原因だったといいます。

[以下引用]
日刊スポーツでは、タモリの司会降板について「先方の事情により断念せざるを得なくなった」と伝えられていたが、これはNHKが容認できる最大限の報じ方だったという。

「実際のところは『決定していたのに、直前で降りられてしまった』というのが真相。タモリの所属事務所・田辺エージェンシーは、司会登板にあたって絶対に事前情報を漏らさないよう、NHKサイドに強く要請していたんです。ところが、発表が近づくにつれて、週刊誌やスポーツ紙などで内定報道が続出した。この情報源が、ほかならぬNHK関係者だったと判明し、田辺エージェンシー側が激怒したわけです。各メディアが取材力を競うように、司会者の名前を公式発表前に報じるのは、珍しくないことなのですが……」（テレビ局関係者）
[サイゾーウーマン]

ということですが、こっちの方が真相に近いような気がします。

田辺エージェンシーといえば、21世紀最大のヒットとなった「半沢直樹」の続編を巡り、TBSと同じようなトラブルを起こしたことで有名。

多くの視聴者から期待されながら続編がなかなか放送されないのは、何としても制作を進めたいTBSが実現への足がかりにしようとマスコミに続編制作のリークを行ったところ、事務所幹部がへそを曲げてしまったためと言われていますが、とにかく情報漏えいを嫌う事務所のようです。

情報を小出しにして盛り上げていくというのは、芸能界ではよくある手法ですから、この程度で激怒するというのも大人げない気もしますが…

ま、今回は相手が悪かったということでしょうね。

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※何を演じても堺雅人…

文・堺雅人 –
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さて、こんな形でミソがついてしまった紅白の司会者選び。

テレビ業界では「“消去法”でSMAPが最有力候補になった―」と言われているようです。

[以下引用]
今回の紅白総合司会を巡る電撃辞退劇では、タモリとＮＨＫの間に大小のしこりを残したのは間違いないという。そんな混乱のなか、注目の総合司会の有力候補として名前が挙がっているのがＳＭＡＰだという。

「ＳＭＡＰメンバー全員の名前が挙がっている。中居正広は過去６回司会を務めているが５人全員は初めてのこと。来年、デビュー２５周年。しかも計２２回紅白に出場するなど、紅白の顔と言ってもいい。総合司会の資格は十分にあります」（レコード会社関係者）

紅組司会には朝ドラ「まれ」主演の土屋太鳳の名前が浮上しているというが、大本命だったタモリに辞退され、ヒット曲もなく、目玉も隠し玉もなければ悲惨な結果になりそうだ。
[日刊ゲンダイ]

「総合司会の資格は十分にある」って、何様のつもりですかね。

タモリさんに辞退された後に紅白司会をOKしたら、「本命に逃げられたから仕方なく選ばれた」「タモリより格下」みたいなイメージが付いてしまいます。

個人的には、SMAPが司会を務める可能性は充分あると思ってましたが、こんな状況で司会のオファーを受けるとは思えません。

というか、こうなってしまった以上、北島三郎さんを含め、大物芸能人を起用することは不可能なのではないでしょうか？

結局、NHKのアナウンサーかイノッチ＆有働アナコンビが司会を務めることになるような気がしてきました。

今年は大河も朝ドラもパッとしてないですし、ヒット曲も目玉もサプライズもなしとなれば、史上最低視聴率を更新して話題になるしかないかも…

今回のことでなんだかすごくシラケてしまいましたし、もしかしたら2015年は紅白歌合戦が“国民的番組”から滑り落ちた記念の年になっちゃったりして。

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