赤坂の「ばんちゃんラーメン」が凄い！「ひみつの嵐ちゃん」効果で店主の竹林伴七さんも驚く大繁盛ぶり！！

11月下旬のある日、嵐の冠番組『ひみつの嵐ちゃん！』の収録のために、二宮和也くんと櫻井翔くん、そしてゲストの多部未華子さんが赤坂のあるラーメン店を訪れたそうです。
その名は「ばんちゃんラーメン」といって、店主の竹林伴七さんによるとこの日以来とんでもないことになっているといいます。

※嵐の凄さがよく分かります。

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[以下引用]
「嵐の名前は知っていましたが、私は二宮くんと櫻井くんの区別もつかないくらいでした。それなのにここ数日で『本当に嵐はすごい人気なんだな……』と驚かされましたよ」

東京赤坂の「ばんちゃんラーメン」の店主、竹林伴七さんはこう続ける。

「ウチの店は基本的に取材NGなのですが、TBSの方の熱意に負けてOKを出したんです。広くもないし綺麗というわけでもないですから、こんな店にジャニーズのアイドルが来るなんて夢にも思いませんでしたよ。私は32年前の開業時から、カウンター越しにテレビを眺めながら、くわえタバコで接客するような人間ですしね」

竹林さんが嵐人気の凄まじさを感じたのは、収録当日のことだったという。

「収録直前、店舗前に大勢のファンの女の子が集まって来たんです。私だって収録日は直前になって知らされたのに、一体どこから聞きつけてきたんだか（笑）」

当日、店舗周辺で買い物をしていた主婦も「追っかけファンやスタッフ、機材車も数台止まっていて、嵐関係者だけで合計100人はいたんじゃないでしょうか」と驚きを隠せなかったようだ。

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「嵐のふたりと多部さんはすぐに帰りましたが、収録が終わってから2時間ほど、スタッフさん方はラーメンや餃子を撮影してから撤収していきました。すると店の前には3人組の女性が、開店するまでずっと待っていたんですよ」

店の様子が変わり始めたのはここからだったという。

「ピーク時以外には、常連以外のお客さんはほとんど来ないような店なのに、若い女性グループの来店が増え始めているんですよ。『まだオンエアもされてないのにどこで知ったんですか』と聞いたら『フェイスブックで見ました』だって。なんですかそれ？それと、テレビ情報誌の『ひみつの嵐ちゃん！』のところに『赤坂のラーメン店』と掲載されたらしく、赤坂の全店舗に電話を掛けて調べたという方もいましたね」

なお、メンバーが食べたのは看板メニューの「しお梅ラーメン」と「餃子」の2品だったとのこと。そして竹林さんは収録で印象に残ったという出来事を明かしてくれた。

「二宮くんが帰り際に握手をしてきて『ばんさん、ありがとうございました。今度こっそり来てもいいですか？』と言ってくれたのがうれしかったですね。『友達も連れてきますんで』って。でも、たとえ美人女優さんを連れてきてくれたとしても、私に顔が分かるかどうか不安ですが（笑）」
[サイゾーウーマン]

ということで、嵐人気の凄まじさが良く分かるエピソードです。九州や沖縄から訪れたファンもいたそうですが、これはまだ“放送前”ですからね。

放送後には、いったいどんなことになるのやら… ^^;

ちなみに、この看板メニューについては面白い“いわく”があるようですよ。
これは、田川一郎さんというTVプロデューサーをしてらっしゃる方の日記からの引用です。

[以下引用]
“世話になった”と感謝されているのだが、ボクには“世話をした”記憶がない人物がいる。その人物は幡ヶ谷でラーメン屋をやっていて、以前から“餃子とたれ”がクール宅急便で自宅に届いたりしていた。電話も時々来た。

「元気ですか？たまには食べに来て下さいよ」

“分かりました”とか“その内”とか答えていたのだが、何とも珍妙な会話だった。

ボクは以前、愛川欽也さんが司会する『探険レストラン』という番組をやっていた。当時はラーメンが大流行で、“屋台ラーメン大賞”とか言って、味やアイディアを競う企画があった。優勝者は世界一お洒落な街・パリのサンジェリゼ通りでチャルメラを吹き、屋台を引きながらラーメンを売る、なんてバカな事をやっていた記憶がある。

彼は、多分そこに登場したのだろうと想像はつくのだが、はっきりした記憶がないのだ。

1ヶ月前、ラーメン屋の開店を知らせる葉書が来た。“ばんちゃんラーメン赤坂に進出！！”とあった。電話も来た。

「赤坂に店を出したよ！来てよ！赤坂だからといってクラブじゃないよ。ラーメン屋だよ」

恩義を感じてくれている人にシカトは出来ない。奮発して開店祝いの花輪を送った。その後ボクはコソボの取材に出かけたりしたから、赤坂に出かける機会がなかった。

先週やっと、編集中の夕食にスタッフ3人で出かけた。午後7時だった。

「いやぁ、来てくれたの！」
「遅くなってゴメン。景気はどう？」
「絶好調！一日10万円売り上げるよ。二日で家賃が払えるね」

言葉に張りがあった。14席の小さな店だったが、朝11時から午前4時までやっていると言った。

「なに食べようかな？」
「梅ラーメンはどう？」
「それにしよう」

スープが素晴らしかった。鰹のスープらしかった。

「いいねぇ、スープ」
「今の時間が一番いいね。これから先はどんどん味が落ちるよ。水を加えて薄めるわけじゃないけどね」

注文した“梅ラーメン”も最高だった。梅の果肉がネギと一緒にたっぷり乗っている。

「この“梅ラーメン”最高！ばんちゃんが考えたの？」
「何言ってるの！番組で作った、そのままじゃないの」

ボクは、早く食べ終わって帰りたかった。これ以上、会話を続けるとボロがどんどん出てきそうな雰囲気なのだ。

自分に記憶がないのに、相手の記憶に合わせて付き合うのも、しんどいものだ。それを相手に言うチャンスは既に逸しているから、このまま付き合いを続けていくことになるだろう。なるべく、昔話が出ないことを祈りながら。
[田川一郎ホームページ]