ジャニーズ事務所の不当返金行為に消費者庁が重大関心。ファミクラ違法規約問題に続きさらなる申し入れや差止請求訴訟も

消費者庁が認定する特定非営利活動法人「消費者被害防止ネットワーク東海」が、ジャニーズファミリークラブのチケット代金の返金問題について重大な関心を寄せていることが明らかになりました。先日も“違法規約”に対して改善の申し入れをしたばかりですが、ファンが不当に不利益を被っている状況と判断されれば、新たな申し入れや差止請求訴訟をする可能性も高いといいます。

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今年10月、消費者被害防止ネットワーク東海がファミクラの会員規約3点について「消費者の利益を害する」と改善の申し入れを行い、世間から大きな注目を集めました。
　ジャニーズ事務所がとうとう国からもブラック認定！

マスコミも社会部扱いでこの問題を取り上げる予定だったものの、これは報道直前に起きた地震の速報ニュースでお流れに。
　ジャニーズファミリークラブの違法規約騒動が社会問題化

ジャニーズにとっては救われた形になりましたが、今月9日になってようやく回答を送付したとのこと。

その内容について、ネットワーク東海の野澤厚美事務局長は「回答の中身は守秘義務があるため申し上げられませんが、改めて弁護士や専門家ら２０人ほどで構成する検討委員会に諮られることになります。そこで申し入れをするか、裁判を行うか決まる」とコメント。

この検討委員会は来月にも開催される見通しですが、仮にそこでお咎めなしとなっても、まだまだジャニーズに対する追求は続きそうな状況です。

というのも、今回の改善要求が広く知られるようになったことをきっかけに、ネットワーク東海にはジャニーズ事務所に対するファンからの苦情がたくさん届いているからだといいます。

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[以下引用]
「３０件ぐらい届いていると思います。これには驚きました。うちには通常、電話やメールなどで情報がもたらされますが、ジャニーズファンからはハガキや封書でも来ている。非常に珍しいケースです」（野澤事務局長）

苦情の一例として「ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ」が年末年始（１２月２２、２３日、来年１月１、２日）に行うコンサートが挙げられる。同公演は人気のため、ファンといえども抽選によってチケット当選者が決められる。

だが、申し込みの段階でファンはチケット代金を払わされ、抽選から漏れた場合、振り込み手数料を引かれて返金される。つまり、ファンは何もしていないのに手数料分の損害を被ることになる。グループや公演の種類によって必ずしもこのパターンではないが、確かに問題がありそうだ。

振り込み手数料に関しては、ＳＭＡＰについても似たような事例を本紙はキャッチしている。

「ＳＭＡＰが解散することになりましたが、ファンクラブに入ったファンには返金手続きがとられています。ところが、その返金手数料はなぜかファンが負担することになるんです。解散するのはそっちの都合なのに…。普通は事務所が負担して全額を返金するのが常識なのでは」（事情通）

東海には他にも苦情が寄せられ、今後も波乱含みの展開になりそうだ。

「まずは規約の問題が優先になりますが、情報として把握することになります。精査したうえで是正の必要があればジャニーズ事務所に申し入れする可能性がある」（野澤事務局長）

あまりにも存在が大きくなりすぎた一アイドルグループによって、帝国が傾くことにならなければいいが…

「そもそもＳＭＡＰが解散しなければ、東海にファンの苦情は届かなかった。実際に申し入れをしたことが報じられ、一気に苦情が舞い込む形になりました。そういう意味でもＳＭＡＰの解散は事務所に禍根を残すことになるでしょう」（芸能プロ関係者）
[東スポ]

30件という数が多いのかどうかは分かりませんが、昔からファミクラの対応には納得できないものが多いのは事実。

ただ、一度でもジャニーズから睨まれたら、ブラックリスト入りしてチケットが取れなくなってしまうんじゃないか…という恐れもあって、ファンにとって不利な“ジャニーズルール”も受け入れざるを得なかったという事情はあると思います。

まあ、いつかはそういった問題も明るみになるのかなとは思ってましたが、ジャニーズ事務所のブラックぶりが広く知れ渡ったタイミングで追撃されるとは、なんともはや…

※これもヤバイんちゃう？
　ファミクラ以外にも重大問題発覚！→ ranking reading reading ranking

※いろいろあるかと、ジャニーズに言いたいことは。

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ちなみに、事務所は東スポの取材に対して次のように回答しています。

[以下引用]
・Kinki Kidsの公演について
「当公演におきましては、申込の段階にてチケット代金＋手数料を受領し、当選者にはチケットを発送し、残念ながら抽選で漏れた方には手数料を差し引いてチケット代金を返金、という形にして対応しております。手数料のご負担に関しましては、申込段階においてご案内し、お客様にご理解頂いた上でお申し込み頂いております」

・SMAPファンクラブの返金について
ファンクラブ解散に伴うご返金については、ファンクラブ解散後に行う予定となっており、現時点におきましてはまだ（ファンクラブは存続しておりますため）行っておりません」とし、返金手続きをしているのは「今年８月にＳＭＡＰファンクラブ新規入会・更新手続きを停止しその旨を皆様にご案内した後に、誤って該当口座にファンクラブ会費を入金された方」だとした。その上で「かかるケースでは、返金手数料をお客様負担とさせていただいた上で返金対応を行っております。なお、通常、当社の都合によるご返金の際は、手数料を差し引かずの対応を行っております」
[東スポ]

とまあ、いろいろと理屈をコネていますが、「事務所＞＞＞＞ファン」という力関係の大きな差を考えたら、「お客様にご理解を頂いて上で…」というのは成立しないんじゃないかと。

そんな弱い立場の消費者を守るために、消費者庁があり、消費者被害防止ネットワークという認定団体があるわけですから、一般常識的に明らかに「おかしいでしょ」という点については申し入れが行われる可能性は高いと思います。

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それにしても、ファミクラ規約に対する申し入れだって、もともとはSMAPファンからの「FC会報の内容がマスコミに事前報道されたんじゃ、会費を払っているメリットがない！」という苦情が発端だったといいますからね。

それを考えると、消費者庁から睨まれたのはジャニーズ経営陣の自業自得とも言えますが、とにかくこの機会に“よろしくない慣習”は全て改善して、真っ当でクリーンなFC運営に変わって欲しいです。

※本当に崩壊しちゃったらイヤですし。

ジャニーズ帝国破壊

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