商標法違反＆不正競争防止法違反の容疑でチケットキャンプとジャニーズ通信がサービス停止！不正転売問題に解決の光！？

ジャニーズファンなら皆さんご存知のチケット売買サイト「チケットキャンプ（以下、チケキャン）」が、新規出品や購入申し込みなどを一時停止することを発表しました。これは運営元のフンザがジャニーズの商標権を侵害したなどとして商標法違反、不正競争防止法違反両容疑で捜索されたことが原因で、下手するとこのまま閉鎖となる可能性も出てきました。

※ヤバくないっすか？

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「チケキャン」はあのミクシィの子会社である株式会社フンザが運営するチケット売買サービスで、2014年にスマホ用のアプリがリリースされてから急速に広まってきました。

しかし、昨年に有名アーティストの方々が連名で「チケット高額転売取引問題の防止」を求める声明を発表した頃から、転売を助長していると風当たりが強くなってきたのも事実。

特に、昨年11月にはチケキャンが「ジャニーズ応援キャンペーン」と称して高額転売を煽るようなキャンペーンを行い、ジャニーズから警告が来るというトラブルが起きたことは記憶に新しいところ。

※これはジャニーズをナメすぎっしょ
　一部始終→ geinou ranking
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そのため、フンザは今月1日に「1公演につき出品可能枚数を4枚までに制限」「本人確認の徹底」「転売目的で不正に入手したと判断されるチケットへの対策」「元値とあまりにもかけ離れた値付けやチケット販売直後の出品は転売目的と見なして排除」といった対策を発表したばかりだったのですが…

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[以下引用]
警察による捜索が行われたのは12月4日と5日の2回。

運営するチケキャン上で独自に「ジャニーズ通信」を運営し、ジャニーズ事務所が持つ商標を不正使用した疑いがあるという。

このサイトはジャニーズ所属グループ・タレントのコンサート日程、チケット販売情報、本人の目撃情報、グッズ情報などをまとめて記事として掲載し、ツイッターやLINEに更新情報を流していたため、ファンにとって貴重な情報源だった。

フンザの親会社である会員制交流サイト大手「ミクシィ」は7日、公式サイトで捜査を受けたことを明かし、外部の弁護士らで構成する調査委員会を設立することやチケットの新規出品や購入申し込みなどを一時停止することを発表した。

「昨年、チケキャンが始めた嵐のツアーチケットの取引手数料無料キャンペーンに対し、ジャニーズ事務所が『ジャニーズの名称が無断で使われている』と抗議した。しかし、チケキャンはサイトからジャニーズのロゴなどを削除したが、キャンペーン自体は継続。ジャニーズが腹に据えかねていたこともあり、今回は、チケットの高額転売を撲滅すべく、本腰を入れ警察を動かしてしまったようだ」(全国紙社会部記者)
[リアルライブ]

なるほど…

現在はジャニーズ自身が「チケットの高額転売対策に真剣に取り組んでいない！」と責められている状況ですから、実力行使に出るのは仕方ないような。

チケットの不正購入や高額転売を巡っては、イープラスがSMS認証、チケットぴあが電話番号認証を導入するなど対策済みで、「ヤフオク！」は転売目的で入手したチケットを出品禁止物に指定しています。

ライバルたちが次々とユーザーにとって「面倒臭い」対策を打ち出す中、ジャニーズ通信はツイッターフォロワー数8万人以上、LINEフレンド数52万人以上と急拡大し、それを背景にチケキャンはどんどん事業規模を拡大していました。

まあ、ジャニーズ絡みのチケットは“濡れ手に粟”“金の成る木”としてオイシイ商売ネタだったんでしょうけど、あまりにも調子に乗ってやり過ぎたと思いますし、ナメ過ぎていたように思います。

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ちなみに、EXILE関連情報をまとめた「EXILE通信」、宝塚歌劇団情報をまとめた「宝塚歌劇倶楽部」、AKB48やももいろクローバーZ、ハロープロジェクト所属グループなどの情報をまとめた「アイドルラバーズ」、声優・アニメ情報の「ボイ☆スタ」、プロ野球関連情報の「プロ野球通信」なども、ジャニーズ通信と同様に休止したとのこと。

また、現時点ではネット上でチケットを高額転売する行為を法的に規制することはできないようですが、つい先日、自民党議員の有志による「ライブ・エンタテインメント議員連盟」が高額転売規制法案の概要をまとめ、来年1月の通常国会の会期内の成立を目指しています。

ようやく国が規制に動き出したことで、そのアピールのために最もザルな営業をしていたチケキャンがターゲットにされた可能性もあるでしょう。

いずれにせよ、チケットの不正売買が撲滅されるのは良いことですし、しっかりとした法整備を期待したいところ。

で、ついでと言っちゃなんですが、コネチケを好き放題にバラ撒くような行為もなんとかしていただけませんかね、国会議員の皆さん？

※皆に公平にチケットが行き渡る世の中がベスト。

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