ただ今、再発防止特別チームによる記者会見が行われている最中ですが、
・ジュリー社長の退任
・ジャニーズ事務所の同族経営の廃止
が提言され、実質的にジャニーズ事務所が解体されることが明らかになりました。
[以下引用]
創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所のトップで、ジャニー氏の姪にあたる、藤島ジュリー景子代表取締役社長が退任することが「 週刊文春 」の取材でわかった。ジュリー氏は、ジャニー氏の実姉で創業時から事務所の経営面を担ったメリー喜多川副社長の長女。ジュリー氏はメリー氏の教育方針で、都内のインターナショナルスクールからスイスのセレブリティの子弟が集まる寄宿学校に進み、帰国後は上智大学に入学。その後数年間のフジテレビ勤務ののちに、“家業”であるジャニーズ事務所での仕事を始めた。
1998年に事務所の取締役に就任。TOKIOや嵐といった人気グループを育て、2019年のジャニー氏死去後、その後を継いで代表取締役社長に就任した。
順風満帆に見えたジャニーズ事務所に激震が走ったのが今年3月。英国公共放送BBCがジャニー氏のジャニーズJr.に対する性加害問題を正面から扱ったドキュメンタリー「J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル」を放送。4月初めには元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が「週刊文春」誌上で実名、顔出しで被害を告白し、その翌週に日本外国特派員協会で記者会見を開くと、これまでこの問題を報じてこなかった新聞、テレビの主要メディアが一転、大きく報じるようになった。
これを受けてジャニーズ事務所は4月21日に取引先企業に〈問題がなかったなどと考えているわけではございません〉といった、ジュリー氏のコメントが載った文書を送付。だが、当初、この文書ではジュリー氏の進退についても触れる可能性があったという。
「4月17日時点の案では、自ら社長を退いて外部から社長を招くという文言もありました。これらは社員や弁護士の意見を聞く中で削られたのです」(事務所関係者)
世間から大きな注目を浴びているにも関わらず、取引先企業だけを向いた対応に、批判はさらに高まった。そこで、ジュリー氏は苦渋の決断を下す。5月14日に自らが頭を下げる姿を収めた動画を事務所の公式サイトで公開したのだ。
「表に出るのを極端に嫌うジュリー氏が自らの姿を世間に晒すことは、彼女をよく知るジャニーズやエンタメ業界の人間にとっては衝撃でした。ただ、一般の感覚からすれば、トップが記者会見の場を設けず、一方的に発信することは弁明としては不十分だと捉えられた。しかも、文春がジャニー氏のキャンペーン記事を展開していた1999年当時にはすでに取締役だったにもかかわらず、性加害問題を『知りませんでした』と説明したのですから」(スポーツ紙記者)
その後、ジャニーズ事務所は社外取締役の招聘や心のケア窓口の設置、性加害問題を調査する「再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)を設置するなどの施策を行った。
その再発防止特別チームは8月29日の記者会見で、ジャニーズ事務所のガバナンス体制の不備を指摘した。ジャニーズ事務所は同チームの提言を受けて近日中にも記者会見を開く予定だが、トップであるジュリー氏は出席しない見込みだという。
「ジュリー氏は精神的にかなり追い詰められていて、人前に出られるような状態ではない。再発防止特別チームの提言を受けた流れで、社長を退任すると聞いています」(別のジャニーズ事務所関係者)
創業以来、60年あまり続いたファミリービジネスは、今終わろうとしている。
[文春オンライン]
ジュリー社長の退任は予想通り。
ジュリー社長退任へ!「絶対に記者会見には出たくない」ワガママ爆発で手に負えず
ただ、再発防止特別チームが「同族経営の廃止」にまで踏み込んで提言するとは驚きました。
同チームは「全ての提言を受け入れて実行することを望む」とも言ってましたし、内部的には決定事項になっているのでしょう。
将来的なジュリー娘の社長就任も否定されたわけで、これは喜多川一族がジャニーズ事務所の経営から消えることを意味します。
もちろん、今はジュリーさんが100%の株式を保有する独占状態なので、今後も影響力を保持したままなのでは?という見方もあります。
ですが、ここまで滅多クソに叩かれて、精神崩壊寸前まで追い込まれたジュリーさんが、シレッと裏で暗躍しようとは思わないでしょう。
もう、一生働かなくても使い切れないだけの資産はあるわけですし、二度とマスコミに追われたりしないように”消える”のは間違いないかと。
って思っていたら、マスコミ質問コーナーでこの件をズバッと聞いている人がいました。
それに対し、再発防止特別チームの林元検事総長は、
「新体制発足時に(ジュリー氏の関わりについて)ジャニーズ事務所自身が考えるべきこと」
と逃げていました。
マスコミも「社長退任後もジュリーはジャニーズにちょっかいを出すのでは?」と監視を続ける気満々ですし、やはりジュリー社長は完全に引退すると思います。
もしかしたら、株式も全て手放してしまうかも?
そうなると、もはやネガティブイメージまみれになってしまった”ジャニーズ事務所”という名称を使い続ける意味もありません。
新しい事務所名にして心機一転、ゼロからやり直す方がスッキリします。
うーむ、まさかこんなにアッサリとジャニーズ事務所が消滅してしまうとは、まだちょっと信じられないです。
こうなると、約13年ほど続けてきた「Johnny’s Watcher」も終了でしょうか?
今後の成り行きがすごーく気になります。
※将来的に歴史の教科書に載ること確実。
ニューズウィーク日本版 6/20号 特集:ジャニーズ帝国の落日
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