2025年6月16日、JO1の鶴房汐恩さんがオンラインカジノで書類送検されました。
鶴房汐恩さんのオンラインカジノ利用自体は5月31日の時点で所属事務所のラポネが公表し、10日間の活動自粛処分として「軽すぎる!」と批判されていました。
それでも事務所がそれで処分を決めたなら、と、収まりつつあったところでの、書類送検。
その内容からほぼ有罪確定とみられていますが、どうしてそうなるのか、前科ありとなるのか、前科ありのアイドルはアリなのか?等々。
ジャニーズと同じ分類のアイドルの犯罪、ということで、取り上げてみました。
JO1鶴房汐恩のオンラインカジノ利用と処分(2025年5月31日)
オンラインカジノを利用していた事実が判明したと31日、所属事務所が公表した。事務所によると、弁護士ら外部専門家の意見も聞きながら検討を重ねたとし「違法行為の態様及びそれに対する処分、当時のオンラインカジノをめぐる状況、本人の反省の深さなどを踏まえて総合的に判断し、10日間の活動自粛を決定いたしました」とした。鶴房は深い反省の意を示しているといい、自ら一定期間の活動自粛を申し出たという。
デイリースポーツ
これに対し、ネットでは10日間?遅いGWか早めの夏休みじゃん!、軽すぎる!!という声が上がっていました。
当時は利用期間や収支、起訴の有無など捜査の段階も公表されていない状況です。
それで、専門家も含めて処分を決定し10日間の活動自粛を決めたなら、それは、時効や金額が少額で起訴されないことがほぼ確定してるか、すでに確定してるか、だと思われたのですが…
JO1鶴房汐恩の書類送検でメンバー呼び(2025年6月16日)
海外のオンラインカジノを利用したとして、警視庁は16日、男性11人組の人気グループ「JO1(ジェイオーワン)」の鶴房汐恩(しおん)メンバー(24)(東京都新宿区)を単純賭博容疑で東京地検に書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
読売新聞
出ましたね、容疑者ではなくメンバー呼び。
容疑者ではなくメンバー呼び←忖度
容疑者は報道用語、法律用語では被疑者で、捜査機関から犯罪の疑いをかけられているが、まだ起訴されていない人物を指す言葉です。
つまり、ちょうど今の鶴房汐恩さんですね。
過去、ジャニーズで「メンバー」呼びされたのは、稲垣吾郎さん(道路交通法違反、公務執行妨害、2001年)と山口達也さん(強制わいせつ容疑、2018年)。
ジャニーズ以外だと、2024年に元ジャンポケ斉藤さん(不同意性交)がメンバー呼びされていました。
JO1も吉本系なので、忖度ですかね。
逮捕から起訴不起訴までの流れ
逮捕されてから起訴不起訴までの流れがこちら。
逮捕は逃亡の恐れがない場合はされないケースもあり、その場合は在宅で捜査され、結果が書類送検されます。
- 逮捕
警察が被疑者を逮捕。逮捕後、警察は48時間以内に検察官に送致(送検)する必要がある。 - 書類送検
逮捕された被疑者の事件記録や証拠を検察官に送る。書類送検は、身体拘束されていない被疑者の場合にも行われる。 - 勾留
検察官が勾留を請求し、裁判官が認めた場合、被疑者は最大20日間勾留される。 - 起訴・不起訴
検察官が証拠を基に起訴するかどうかを決定する。起訴されれば裁判が行われ、不起訴の場合は釈放される。
書類送検で「起訴を求める厳重処分の意見付き」って?
警察の捜査の結果が検察に書類送検される際、参考として警察が処分意見を付けます。
最終的な判断はもちろん検察が行いますが、その判断に影響を与えることがあります。
主な種類とその段階をまとめると以下のようになります:
1. 厳重処分
- 意味: 起訴を強く求める意見
- 対象: 重大な犯罪や証拠が十分に揃っている事件
- 検察の対応: 起訴される可能性が高いが、最終判断は検察官が行う
2. 相当処分
- 意味: 起訴・不起訴の判断を検察に委ねる意見
- 対象: 証拠が不十分な場合や社会的影響を考慮する事件
- 検察の対応: 不起訴になる可能性があるが、起訴される場合もある
3. 軽微処分
- 意味: 不起訴を推奨する意見
- 対象: 微罪や示談が成立している事件
- 検察の対応: 不起訴になる可能性が高い
4. 少年事件の特別処分
- 意味: 少年法に基づく処分を求める意見
- 対象: 20歳未満の被疑者が関与する事件
- 検察の対応: 家庭裁判所への送致や保護処分の可能性
JO1鶴房汐恩はどういう罪になる?前科は?
2023年12月以降、約1500円を賭け、収支はマイナス約710万円だったとのこと。
よしもと芸人たちの収支と合わせると、賭け金もマイナスも9番街レトロのなかむらしゅんさん、ダイタクの大さんに続いて3番目という金額です。
2024年5月から6月には44万円賭けていたとか。
賭博罪には単純賭博と常習賭博があり、鶴房汐恩さんの容疑は単純賭博とのこと。
量刑は以下の通り。
- 刑法185条「単純賭博罪」:50万円以下の罰金または科料
- 刑法186条1項「常習賭博罪」:3年以下の懲役
常習賭博でなかったのがまだ救われました。
が、罰金刑でも前科が付きます。
ちなみに吉本芸人でオンラインカジノで書類送検された6人はみな10万円の罰金刑だったとのこと。
アイドルを続けられるのか?脱退の可能性は?
SNSを見ると、1500万円という賭け金と「厳重処分」の書類送検で、
「いますぐ脱退して!」
という脱退を求める声が多く確認されます。
10万円の罰金刑でも、確定すれば前科あり、ですからね。。
ただ、さすがに脱退処分はないのでは。
同じく前科あり、となった吉本芸人6人は、少しずつ活動再開しています。
ラポネも同じ吉本ですから、鶴房汐恩さんだけ仕事に復帰できないようなことにはならないでしょう。
とはいえ、この芸人たちは、2月頃に発覚し活動自粛し、5月末ごろから罪が確定し始め、徐々に復帰、なので、3ヶ月から4ヶ月、仕事をしていませんでした。
鶴房汐恩さんが「10日間の活動自粛」で復帰、というのはバランスが悪すぎます。
ネットの拒絶反応も激しいことを考えると、もう一度休んだほうが本人のためにもいいかも。
とはいえ、処分上脱退がなくても、応援するファンの気持ちからするとどうでしょう。
アイドルと芸人ではまた違いますし。
拒絶されることが多くなったら、鶴房汐恩さんも続けられるのか?
もしもSTARTO社のアイドルで同じことがあったら、と思うと、やはりものすごい反発があるのでは。
最後に…鶴房汐恩がハマったオンラインカジノアプリはこれ。。。
ちなみに、鶴房汐恩さんがハマったのがこちらだそう。

なんか脱力…
オンラインカジノを止めたのは、ニュースでオンカジ違法とやってたからだそう。
いやほんと脱力…
警察はこのところオンラインカジノの取締に熱心です。
著名人を逮捕することで、違法性を周知させオンラインカジノ利用者をゼロにしたいのでしょう。
それはもともと違法なので正しい姿です。
が、その一方で、大阪ではカジノを含む統合型リゾート=IRの建設工事が始まっており、開業予定は2030年秋だとか。
賭博は罪だけど、公営ならアリとするそのダブスタぶりと、訪日観光客目当てでもあるということで、今でも訪日観光客で十分混乱してると思うと心配過ぎますね。
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