キムタク64倍、松潤196倍、小栗旬134倍

先日、来年の大河ドラマ「どうする家康」が放送される1月8日に、物語ゆかりの静岡市、浜松市、岡崎市の3市で行われるトークイベントの観覧応募の倍率が公表されて、

「松潤がキムタクを超えた!」

と、一部の大手メディアが大騒ぎしたことについて書きました。

ジュリー、分かりやすっ!「松本潤が木村拓哉を超えた!」報道のトリック

なんでも、それぞれの会場の定員に対し静岡市の出陣式は約23倍、浜松市の出陣式は約20倍、岡崎市のパブリックビューイング&トークショーは196倍だったとか。

で、11月6日に行われたキムタクの「ぎふ信長まつり」の観覧申し込み約64倍を大きく超える大反響だったと。

ただ、定員と応募総数を考えると、単純に「倍率の高さが人気度を表している」とは言えません。

松潤・定員900人に対し応募は17万5千人超
キムタク・定員1万5000人に対し応募は96万人超

なにより、キムタクがジュリーさんにとって”大事なタレント”であれば、こんな報道をジャニーズが認めるはずはないと。

そういう内容でした。

※どちらとも…
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※古沢作品です。
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そんな中、現在放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は18日に最終回が放送されるのですが、当日は鎌倉女子大学にて「グランドフィナーレ パブリックビューイング」というイベントが開催されるんだそう。

そこには主役である小栗旬さんはもちろん、小池栄子さんや坂口健太郎といった主要キャストが出演予定で、神奈川県によると会場定員1300人に対し、約134倍の応募があったといいます。

「キムタク、小栗にすら負ける…」

とはマスコミも騒がないみたいですが、

小栗旬・定員1300人に対し応募は17万4千人超

定員が多いので倍率は低くなっているものの、応募数は松潤とほぼ同じなので、大河絡みのこうしたイベントはこのくらいの規模が普通なのかもしれませんね。

松潤だけが特別ではない、と。

そもそも、NHKが番宣メインで大河の地元と共同開催するイベントと、それなりに歴史のある市主催のお祭りを同列に扱って”比較対象”にすること自体、無理があります。

最近は映画やドラマ、アニメなど、物語の舞台となった場所やゆかりの土地を訪れることがブームになっていて、そういった観光を”コンテンツツーリズム”と呼んでいるそうです。

「すずめの戸締まり」でも、いろいろと問題になってました。

※松村北斗くんにご注目。
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コロナ禍で国内の観光需要が減ってしまったことや、人々が移動制限による”巣篭もり生活”に飽き飽きしてしまったという要素もあるでしょう。

今後もこうしたイベントがあるたびに、マスコミは騒ぐのかな?

「〇〇が新記録となる〇〇万人を動員!」
「史上最高の〇〇倍の応募が殺到!」

みたいに。

とりあえず、松潤の196倍を超えるイベントが出てきた場合、メディアがどのように報じるのか注目しておきます。

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コメント

  1. のぶのぶ より:

    分母が違うなんて意味ないわ
    それと、同じ織田信長役で比べてもらわないと

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