2025年6月22日放送の『ザ!鉄腕DASH!!』が公共広告機構(ACジャパン)のCMばかりが流れる異常事態、いわゆる「ACまつり」となりました。
『鉄腕ダッシュ』は今年秋に30周年を迎える人気番組です。
確かに放送の前々日である6月20日には、出演者である国分太一さんのコンプライアンス違反による降板が発表されました。
その発表がわざわざ日テレ社長が会見を開いてまで行われたこと、『鉄腕ダッシュ』の長年の人気と信頼を考えれば、スポンサーが一斉に離れるような展開は予想外という声は多かったです。
いったいなぜ、あの「鉄腕DASH」がスポンサーを失い、“ACまつり”に陥る事態となったのでしょうか。
ACまつりとは? 番組に広告がつかない異常事態
「ACまつり」とは、スポンサー企業のCMが流れず、ACジャパンの公共広告だけが放送される状態を指します。
2011年の東日本大震災のあとは被災者への配慮や現実に物流が流れていない状態でCMを流せないという理由で企業がCMを控え、空いた枠でACジャパンのCMが流れまくりました。
最近だとフジテレビです。
中居正広さんと元フジテレビ女子アナウンサーのトラブルで、フジテレビの対応の悪さが問題になりスポンサーが次々降板、ACまつりとなりました。
その他、問題を抱える番組や不祥事直後の芸能人が出演する番組でなどでCMを流すことで、逆に企業イメージがダウンすると判断した場合、CMを流すことを控える傾向があります。
場合によって一は部の視聴者が不買運動を始めるケースもありますしね。
国分太一、突然の無期限活動休止(6月20日)
2025年6月20日、TOKIOの国分太一さんが無期限で芸能活動を休止すると発表されました。
レギュラー番組のすべてを降板し、無期限の活動休止をするということで騒然となったところで、『鉄腕ダッシュ』を放送する日テレの福田社長が記者会見。
事情を説明するのかと思われたのですが、明かされたのは複数のコンプライアンス違反があったことのみ。
処分対象になった日テレ社員はいないということでしたが、被害者の有無を含め、詳細は「プライバシーに関わる」として一切明かされませんでした。
ただし、各種メディアが国分太一さんの日テレ社員に対するパワハラ・セクハラが複数あったと報じており、それが原因だと見られています。
日テレはある意味被害者なのに、なぜACまつり?
報道が事実なら、中居正広さんの事件のように、社員がタレントに利益供与していた背景があるわけでもなく、日テレ社員は国分太一さんのパワハラ・セクハラ被害者です。
パワハラ・セクハラも、週刊誌や外部の指摘で判明したわけではなく、日テレが内部調査で把握したとのこと。
それを迅速に処理し国分太一さんを降板させた。
これは日テレはある意味被害者でしかないのに、なぜ『鉄腕DASH』がスポンサーに拒否されたのでしょうか。
そこには以下のような理由があったとみられます。
「詳細非公表」が逆効果。説明責任を果たしたとは言えなかった
日テレは社長会見で「複数のコンプライアンス違反があった」と説明しましたが、具体的な内容はプライバシー保護を理由に伏せられました。
これにより、視聴者やスポンサーの間で「何を隠しているのか?」「もっと深刻な問題があるのでは?」という不信感が拡大しました。
あんなに何も言えないなら、国分太一さんが会見し顔を見せて謝罪してから日テレが会見したほうが良かったのでは。
番組と局の“切り分け”が難しい
たとえ日テレが被害者的立場であっても、問題が起きたのは日テレの看板番組内。
スポンサーから見れば、「番組の管理体制に問題があったのでは?」という疑念が残り、“火の粉が飛んでくる前に距離を置く”という判断が下された可能性があります。
2020年代以降、広告主は炎上・不祥事・不透明な対応に極めて敏感で、たとえ局側に非がなくても、「少しでもリスクがあるなら出稿を見送る」という判断が一般化しています。
なんせ今は、視聴者による不買運動という攻撃がありますからね。
SNSと世論の空気が一気に悪化
国分さんの降板発表(6月20日)→長瀬智也さんの“ヤラセ批判”ともとれる投稿(6月21日)という流れで、番組の信頼性そのものに疑いが向けられたことも大きな要因ではないでしょうか。
鉄腕DASHは打ち切りか。
国分太一さんのコンプライアンス違反による降板により、レギュラーがTOKIOメンバーが2人に減少しました。
また、ACまつりでスポンサーの一部撤退が明らかになったことで、『鉄腕DASH』が打ち切りか、という声が上がっています。
それでも打ち切れないだろうと言われる理由は以下の通り。
- 高視聴率と長寿番組のブランド力
『鉄腕DASH』は日曜19時のゴールデン枠で安定した視聴率を誇り、本来はスポンサー価値が高い番組です。 - 30周年を目前に控えている(2025年11月)
節目の30周年までは継続する可能性が高いと見られています。 - 福島復興支援など社会的意義のある企画を継続中
「DASH村」などの長期企画は、震災復興や地域活性化と深く結びついており、番組終了が社会的影響を及ぼす可能性もあると指摘されています
そもそも日テレ社長が番組継続を宣言していますからね。
メインがTOKIOから別のグループに移って、継続していくのかも。
国分太一さんは、身近で山口達也さんの事件を経験していたのに。





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