西島秀俊と木村拓哉、「日本アカデミー賞」を巡り明暗クッキリ

第45回日本アカデミー賞の授賞式が3月11日に都内で行われ、濱口竜介監督作「ドライブ・マイ・カー」が最多8部門の最優秀賞に輝き、同作で主演を務めた西島秀俊さんが最優秀主演男優賞を獲得しました。しかし、これを受けてなぜかキムタクが注目を集めているといいます。

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西島さんは横浜国立大学在学中、オーディションに合格して渡辺プロダクションに所属。

1992年に本格的に活動を開始し、翌年にはキムタクも出演したフジテレビのドラマ「あすなろ白書」に出演。

同ドラマは最終回で最高視聴率31.9％という高視聴率を記録する大ヒットとなりましたが、西島さんは「同性愛者であることに密かに悩む容姿端麗な財閥の御曹司」という難役を演じ、俳優としての評価を高めました。

[以下引用]
「しかし、西島はアイドル路線で売ろうとする事務所の方針に反発。もともと映画志望だったことから、このままテレビ俳優にされてしまうと危惧したことで退所を決意するも、事務所移籍と引き換えに『民放ドラマ5年間出演禁止』という条件を飲まされ、1997年を最後にしばらくテレビから姿を消すこととなった。大手芸能プロに逆らったことで、見せしめのために干され続けたというわけです」（映画ライター）

出禁期間中は独立系の映画を中心に出演していた西島は、北野武監督に見出され、2002年の映画『DOLLS』で主演。“出禁”が解かれた2003年からは続々とテレビドラマにも出演するようになり、以降、再び人気俳優として返り咲いたことで、北野監督を「恩人」と呼んで感謝している。

一方、それとは逆に「アイドル路線」を邁進したのが木村拓哉だ。

「木村といえば、『あすなろ白書』への出演をきっかけに若手イケメン俳優として注目され、西島がテレビから一時姿を消した90年代後半には、『視聴率男』の称号のとおり、国民的スターとして活躍したのは周知のこと。しかし、基本的に主役ばかりで“キムタク”あっての企画がほとんどのため、似たような役柄が続くこともあり、華はあるが演技についての評価はいま一つです」（芸能ライター）

その木村は主演映画『マスカレード・ナイト』が大ヒットしたにも関わらず、第45回日本アカデミー賞における優秀主演男優賞へのノミネートを辞退したと言われている。

「当初は、プレゼンテーターとして授賞式に出席する草なぎ剛との2ショットを回避するのが理由とも報じられましたが、“最優秀主演男優賞が確約できなければ辞退する”というジャニーズの意向だったとも。西島は『ドライブ・マイ・カー』の演技が海外でも絶賛されており、最優秀受賞は固かった。ジャニーズサイドが“最優秀主演男優賞の確約”にこだわったのは、木村がノミネートされている上で西島が受賞した際、ふたりの差がクローズアップされるのを避けたかったのでは」（前同）
[日刊サイゾー]

キムタクが今回もアカデミー賞ノミネートを辞退したと聞いた時、これで西島さんが最優秀賞を受賞したら皮肉だよね…と思ったのですが、なるほど、ジャニーズもそんな”未来”を見ていたということ？

「あすなろ白書」で共演した当時は、二人とも主演ではなく同じスタートラインだったわけですから、比べられるのは避けられないと。

言われてみれば、確かにそうですよね…

※主役は勿論アノ人。

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