中居正広さんが第三者委員会の調査報告書について反論を始め、泥沼状態に陥っています。
2025年5月12日中居正広側反論
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5月22日第三者委員会の回答
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5月23日中居正広側再反論
2度目の反論で本人の音声データ開示を求めていますが、そこで中居正広さんの場当たり的な行動が明らかになってしまいました。
5月12日の中居正広反論概要
- 性暴力認定への異議: 「性暴力の認定には極めて大きな問題がある」と主張。
- 守秘義務解除の経緯: 中居氏側は当初、守秘義務解除を提案していたが、第三者委員会から「密室で何が行われたかは直接の調査対象ではない」との回答を受けたため、最終的に解除を拒否。
- 調査報告書の不備: 約6時間にわたり守秘義務にこだわらず答えたヒアリングの内容が報告書にほとんど反映されていないと指摘。
- 証拠の信頼性への疑問: 「証明力に疑問がある伝聞証拠に基づき『性暴力を行った』と断定した」と批判。
- 性暴力の定義についての異議: WHOの広義な定義を使用したことに対し、「中立性・公正性に欠け、一個人の名誉・社会的地位を著しく損なう」と指摘。
- 証拠開示の要求: 調査報告書作成に用いられた記録や証拠、性暴力認定の根拠となる資料の開示を求める。
5月22日の第三者委員会の回答
- WHOの定義採用の正当性:グローバル企業としてグローバルスタンダードであるWHOの性暴力の定義に基づいて本事案を評価することが適切であると判断。定義は説明している
- 証拠開示の拒否: 中居氏側が求めた証拠の開示について、第三者委員会は「フジメディアHDおよびフジテレビに対する守秘義務がある」ため開示を拒否。
- 守秘義務解除の経緯: 中居氏側は「守秘義務解除を提案していた」と主張したが、第三者委員会は「当初は前向きな姿勢を示していたが、『相手方の守秘義務遵守に強い懸念がある』と最終的に解除しない方針に転じた」と説明。
- 調査の公平性: 第三者委員会は「客観的状況や関係者の供述証拠に基づいて間接事実を積み上げた」とし、「調査の中立性・公正性に欠ける部分はなかった」と主張。
守秘義務解除の詳細な経緯
なお、守秘義務解除については中居正広さんサイドからはこういった説明があったとのこと。
・当方は、これまでの相手方の「守秘義務の遵守」に関して極めて強い懸念を持っております。
・今回、全面的な守秘義務解除をした場合、貴委員会の車情聴取だけでなく、その他の場面での情報開示の可能性があると考えています。
・ちなみに調査委員会が「一昨年になされた女性Aの申出(申告)に対するCXの対応の是非」について調査する上では、「一昨年に女性AがCXに申告した内容」が再現できればそれ以上に説明の必要はないのではないかと考えます。守秘義務の全面的な解除まではする必要はないのではないでしょうか。あくまで現在の守秘義務を前提として貴委員会の事情聴取に十分に対応できるのではないでしょうか。
・ご提案ですが、「調査委員会で話した内容を外部には一切話してはならない」ということを双方で約束するというのはいかがでしょうか。
第三者委員会の回答全文より抜粋
女性Aへの不信感があるのに、女性AがCX=フジにした主張を採用すればいいと言っていたんですね。。
6時間のヒアリングが反映されなかった理由by本村健太郎弁護士
本村健太郎弁護士は6時間のヒアリングが反映されなかった理由を以下のように推測しています。
「可能性としては2つあって、一つは第三者委員会が聞きたかったこと、調査の対象になる質問に対して答えなかった。関係ないことだけしゃべったので引用できなかった。もう一つは一応、調査の対象の質問に答えたんだけど、それに対して信用性がないと判断されたか、どっちかだと思います」
東スポ
中居正広側の行動は「場当たり的」by西脇弁護士
元テレ朝法務部長の西脇弁護士が中居正広さんの行動を場当たり的、自分のまいた種と評しています。
概要がこちら
- 要求の安易な変更:当初は第三者委に対して、すべての証人の「一切のヒアリング記録」の開示を求めていたのに10日あまりで自分の「音声データ」や「反訳書」などの個人ヒアリング資料の開示要求に縮小。しかもその変更の理由を説明していない
- 音声データ要求の理由の根拠: 「開示できるはず」と主張したが、守秘義務や資料の処分権に関する法的反論は含まれていなかった。
- そもそもの準備不足の指摘: 中居氏がヒアリング時に録音の許可を要求していればよかった話。自身で複雑化させた可能性。
- 自分の主張が調査報告書に含まれないことへの不満: 守秘義務を解除しないと最終的に決断したのは中居氏。その結果女性がヒアリングに答えられなくなり、中居氏の話だけを報告書に載せると「不公平」になるため中居氏の発言が報告書に反映されないことになったと考えられる
- 性暴力認定について:守秘義務解除拒否の際、「一昨年に女性AがCXに申告した内容」が再現できればそれ以上に説明の必要はないと自ら言っている
今の中居正広さんの弁護士団には大塚家具のお家騒動で娘側を勝利に導いた凄腕がいる、ということなので、ただの場当たり的な行動なはずはないと思うのですが、第三者委員会のヒアリング時は違ったのかも。
中居正広はなぜ自分の音声データを開示請求するのか
まず証拠開示に応えることはない、と言われていますが、それでも要求するのはなぜなんでしょうか?
証拠の開示は中居正広さんサイドにしか行われないですから、中居正広さんの主張を世間に公表することにはなりません。
第三者委員会が証拠開示に応えないことで、証拠開示ができない=調査報告書には信憑性がない、と思わせるためでは、と言われています。
最終目的は、株主総会で中居正広さんに損害賠償請求を提案されないためでは、とも。
中居正広の敗因は弁護士では。。
それにしても…中居正広さんが自分の音声データの開示請求をする理由が、ヒアリング時に自分も録音することを要求しなかったから、なのであれば、完全に準備不足だと思われます。
当時はおそらく被害女性との示談を成立させた犬塚浩弁護士が担当していたのでしょう。
中居正広さんは被害女性とトラブルになったとき、当時フジテレビの編成幹部だった中嶋優一さんに弁護士の紹介を依頼し、フジテレビのバラエティによく出演する「ワイドナ弁護士」犬塚浩さんを紹介したと報じられています。
でも犬塚弁護士の専門は住宅関係です。
専門外ですから、示談を結ぶにも不手際があったんじゃないかと。
そもそも被害女性にとっては「フジテレビは中居正広さんを味方している」と痛烈に感じたことでしょうから、心理的にも示談のハードルが上がったのでは。
犬塚弁護士はフジテレビとの関係が深いため利益相反が指摘されており、それが弁護士が変わった理由だという話でしたが、実際は能力不足と判断したからじゃ。。
最初からしっかりした弁護士がついていたなら、ヒアリング時の録音要請があったり同席したりでもっと賢い対応ができたんじゃないかと。
お金はたくさんあるでしょうから、最初から本気で弁護士を探していれば。。
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