日本テレビの定例社長会見がが行われ、「24時間テレビ」について、「今年の夏も放送すべく準備をスタートしている」と報告し話題になっています。
[以下引用]
昨年11月に同局系列の日本海テレビ元幹部が「24時間テレビ」の募金などを着服。2月に「公益社団法人 24時間テレビチャリティー委員会」の内部調査結果や再発防止策を公表していた。編成担当の福田博之専務は「24時間テレビにつきましては、今年の夏も放送をする準備をスタートしています」とコメント。近年、同番組はスマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)のタレントがメインパーソナリティーを務めてきたが「内容についてはこの時点ではまだお話できない。どういうテーマで、どのような形で放送するのか、(公表できる)タイミングが来ましたらお話しします」と語った。
[スポーツ報知]
やるとは思っていましたが、本当にやるんですね、「24時間テレビ」。
日テレが今年「24時間テレビ」を放送するには大きく3つの壁があります。
1つは募金着服問題。
こんな大問題を起こしたんだからもうやらないのが当然かと思っていましたけど、まあ、日テレからしたら絶対やりたいのが「24時間テレビ」なんでしょう。
なんせ広告収入や視聴率、三冠王、企業イメージ、長年続いたという歴史、あらゆる面でやらないわけにはいかないらしいですから。
とはいえ、善意で募金した結果が着服されたという事実がある以上、募金額はぐんと下がることを覚悟しなければいけないでしょう。
2つめはメインパーソナリティーの問題。
記事にもあるように、2000年ころからずーーーっとジャニーズが関わってきています。
昨年改めて注目を集めた創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズが崩壊し、多くの企業が旧ジャニーズに対する態度を硬化しています。
少し時間が経ち、被害者への補償が進んでいることを理由に態度を軟化するところもありますが…今年は関わらない方がいいのでは、というのが次に挙げる3つめの壁です。
3つめの壁、それは「セクシー田中さん」問題です。
1月末に漫画家の芦原妃名子さんが亡くなり、12月まで放送されていた芦原さん原作の漫画「セクシー田中さん」の実写化に至る制作過程に問題がなかったか、現在調査中。
流れを整理すると、
「セクシー田中さん」放送終了時に脚本家が原作者のワガママがあったかのように投稿
↓
芦原さんは原作者として至極当然の主張をしたはずなのに守られていなかったことを丁寧に説明
↓
投稿を削除し亡くなってしまう
↓
脚本家は何も知らされていなかったと投稿
↓
原作者と脚本家の間に立つはずのプロデューサーはどんな説明をしていたのか、ということに注目が集まる
↓
同じ制作チームが4月期も同じ小学館の未完の漫画を原作にドラマ制作する予定だったことに非難が集中し中止発表
↓
調査チーム発足
となっていますが、この調査チームの調査結果発表はどんな結果であれ炎上するでしょう。
何しろ「24時間テレビ」はチャリティー番組です。
例年その存在意義に疑問が投げかけられ続けている上に、1つめの壁「募金着服問題」、3つめの壁「芦原妃名子さん問題」も含めると、今年はさらに「24時間テレビ」への逆風が強まるでしょう。
しかも、「24時間テレビ」に複数年関わっていたプロデューサーの一人が「セクシー田中さん」のプロデューサーの一人であったこともわかっています。
チャリティー番組をやってた人が原作者に補償されるべき権利を無視してドラマを作ったなんて、いったいチャリティーって何、という話です。
そんな「24時間テレビ」に旧ジャニーズが関わるとなるととてつもない大火事がおきそう。
それでもやるとなったら、旧ジャニーズはAぇ!Groupあたりを推したいかなと思いますが、日テレはおそらくSnow Man、SixTONES級を求めると思うので、キャスティングも合意が難しいんじゃないかと思います。
余計に叩かれるのも辛いですし、今年はメインパーソナリティーは「なし」でお願いしたいところです。。
同じ理由で、TOBEも関わらないほうが良いのでは。
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