最近、テレビ業界ではジャニーズへの需要が激減する一方だといいますが、それとは逆に出版業界ではますますジャニーズへの依存度が大きくなりつつあるといいます。
そのような状況がジャニーズにとって有利に働くのか、それとも帝国衰退のきっかけとなるのか、事務所戦略を間違うと大変なことになるかもしれません。
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[以下引用]
「以前は、ジャニーズの番組を担当するのはオイシイ仕事だったんですよ。全然数字が取れなくても、ジャニーズの番組は基本的に『終わらない』から、楽だったんです。だから、作家の卵の時代には、ジャニーズ番組でいろいろ遊ばせていただきました。でも、今は数字が低ければ、ジャニーズでも番組が終わる。甘くないですよ」(バラエティの放送作家)昨今、テレビ業界ではジャニーズ離れが進んでいるようにも見える。
「ジャニーズで数字が取れた時代は、もう昔のこと。今はジャニーズよりもお金がかからない、注文もうるさくない旬のイケメン俳優のほうが好まれることもあります。視聴者も目が肥えてきているから、脚本や演出を重要視する人のほうが増えてきているのでは?」(ドラマ制作関係者)
※確かに脚本家はドラマ選びの際の重要なファクターかも。
Hero (扶桑社文庫)福田靖(脚本家)
[関連商品]その一方で、ジャニーズに熱い視線を贈っているのは出版業界だという。
「テレビ雑誌が売れていたのは、ずっと昔のこと。部数が激減するとともに、もうずいぶん前からテレビ雑誌は軒並み『ジャニーズ雑誌』と化しています。特集記事や、インタビューなどの内容も、アイドル雑誌と内容が変わらないものになっていますよね。理由は単純、売れるからです。さらに、テレビだけでなく、最近は一般誌や女性ファッション誌、カルチャー雑誌などもどんどんジャニーズ頼みになりつつあります」(出版コーディネーター)
確かに、近年はドラマ放送中や映画公開中などのジャニーズが表紙を飾る雑誌が明らかに増えている印象がある。
「テレビの視聴率においては、ジャニーズファンが頑張ったところで、世間に受け入れられないと10%にも届きませんが、不況の出版業界においては、ジャニーズファンは非常にパイが大きい。だから、ジャニーズを使うと売れるのです。しかも、若手イケメン俳優などは、流行のサイクルが非常に早いのに比べ、ジャニーズは固定ファンが根強くいるので、タレントやグループによって人気差があるとはいえ、どこでもそこそこ安定した売り上げが見込めると考えられています。そのため、これまで付き合いのなかった版元などでも、ジャニーズとの関係を作ろうとアプローチしているところが増えているようですよ」(前同)
ちなみに、ジャニーズ需要が高まる出版業界においては、ますます「ジャニーズ忖度」が強まっているともいう。
「例えば、新規でジャニーズにオファーする会社なども、これまでに少しでも『新しい地図』との付き合いがあることが発覚すれば、全面NGにされると言われています。だから、本当は新しい地図にオファーしたくても、ジャニーズNGとなるのが怖くて、できないそうです。また、会社、媒体単位だけでなく、編集者や記者でSMAPと長く仕事をしてきた人、親しかった人などは、名指しで担当を外されたり、会見から締め出されたりしているそうです」(同)
[日刊サイゾー]
なるほどなあ、と。
確かにジャニーズファンはイケメン俳優のファンよりも”強火”な人が多いですし、雑誌の表紙や特集があれば買ってしまう習性があります。
最近は紙媒体を購入する人が減り続けている中、「紙であること」に価値を見出してくれるジャニーズを始めとしたアイドルファンは、出版業界にとって貴重な存在なんでしょうね。
ただ、そうなると数年後にはお堅い分野も含めて雑誌の表紙はアイドルだらけになっているかも。
※というか、すでにそうなっちゃってる?
週刊朝日 2018年 8/17-8/24 合併号【表紙:相葉雅紀】
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一方、テレビ業界でジャニーズの影響力が小さくなりつつあるというのも事実。
今やドラマで視聴率二桁を狙えるのはキムタクや松潤、山Pなどほんの一握りだけで、他のジャニタレはいくら知名度があっても内容がダメなら大爆死してしまいます。
バラエティに関しても、嵐や関ジャニといったトップグループの冠番組も苦戦していて、やはりジャニーズには興味のない一般の方々からの支持が得られないとどうにもならないというか。
まあ、雑誌と違ってパイが大きすぎてどうしようもないですし、そもそもジャニヲタの家に視聴率調査用機器が設置されていない限り、数字には何の影響も与えることは出来ません。
せいぜい、番組公式HPやツイッターに応援メッセージを送ったり、電凸して希望を伝えたり、それくらい?
逆にそういったジャニーズファンの面倒臭さが敬遠されてしまう可能性もあるでしょう。
※ジャニヲタをグループ別に客観視した人のまとめ
当たってます?→ geinou ranking
当たってます?→ geinou ranking
ネットテレビの台頭でテレビ業界にも多様化の波が押し寄せている現在、そろそろ全国放送とかゴールデンタイムといった”王道”にこだわるのは止めて、もっとニッチな部分を攻めていった方が良いとも思いますが。
その辺り、不本意ながら?マイナー路線を歩んでいる「新しい地図」の方が一歩先を行ってる感があるのは、なんとも皮肉に感じてしまいます。
そう考えると、キンプリは今後どのような路線を歩んでいくのか、とても興味があります。
20年前のSMAPや10年前の嵐と同じことはできないでしょうから…
※意外と”ローカル”がキーワードかも?
IDOL FILE(アイドル・ファイル) Vol.06
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コメント
ついにテレビ界もSMAP無しのジャニーズを見限ったか?
本当なら、そう言いたいところ。
今やJohnny’sJr.チャンネルがYouTubeで配信されるようになったかな?
ましてや本当にジャニーズからタレントが大量離脱するなら、キー局の上層部も忖度しなくて済むかな?
そしたら地上波放送はしばらく持つかも(笑)
今やテレビって年寄りのためのメディアになりつつあるから、
年寄りに知名度のある人たちは、これからもテレビでやっていけると思うけど、
新しく出てきた子たちは、これまでとは売り方を変えていかないといけないよね。
今後、事務所がどういう戦略をもって売り出すのか少し興味があるな。
何だかんだといってもTVで知名度はアップするけど、難しいかな。
まずは5~10年後の姿を描くことから。
>少しでも『新しい地図』との付き合いがあることが発覚すれば、全面NGにされる
そんなことしてる間にジャニーズ以外の若手人気俳優続出。テレビもジャニーズでも数字とれないし、事務所都合のゴリ推しも批判されて嫌われる時代に。いつ気づくんだろうか。